2009年11月8日日曜日

堀古英司とジム・ロジャーズの講演

堀古英司とジム・ロジャーズの講演に行ってきました。

ジム・ロジャーズは、講演ならではの話はあまりなかった。
歴史的な視点(5年、10年)という大きな視点で物を語ります。
①日本株ではサンリオとタカラトミーも保持している。
民主党政権の出生率対策に備えて。嘘であれば売るとのことです。
②今後、10年間は株はボックス圏
もちろん経済(株)の春夏秋冬において、株は上下します。
彼が言ってるのはそういう話ではなく、株の春夏秋冬の水準が上がらないのだと解釈しています。
③通貨を勉強するのがお奨め
世界中でマネーサプライが行われている現在、通貨の意味・価値を勉強した方が良いとのこと。
④日本だけ見ても投資は難しい。世界の金融のつながりや政治を見ること。
これは10年前からそういう風になってますね。
⑤1,2年後に通貨危機が起こるかもしれない。国ははっきりわからない。
自分はドル下落から来る人民元安により、アジア諸国で起こる?と思ってました。
ジム・ロジャーズは、ウクライナやアルゼンチンかも?と言ってました。

前半の堀古英司さんの講演が面白かった。
ホリコ・キャピタル・マネジメントLLCの最高運用責任者。
ショート&ロングで運用しているようです。
①アメリカはサブプライムローン問題前まで、住宅価格が-10%を割れることがなかった。
②半数以上の州の法律がノンリコース。国民は住宅を売っても返せない借金はチャラとなる。
貸し手負担。また銀行は差し押さえた不動産の管理・裁判手続きで30%のコストがかかる。
③サブプライム延滞率が上がるほど、、自己資本比率の低い企業が下がっていった。
↑金融系だけの話かと思います。ショートをかけていたそうです。
④アメリカの住宅価格は2011年まで下がる。今、上がってるのは政策による優遇策のため。
⑤FHAローンの貸し倒れが30%
⑥サブプライム危機は終わり。次はオプションARMがくる。(2011半ばピーク)
⑦インドが金を買って話題になっていたが、実はヨーロッパの保有率が高い。
ヨーロッパ:60%
インド:0.6%
※今後、G7を除くG20が金保有率を高めてくる可能性が高い。
⑧今月~来年の春までにオプションARMによる金融危機がくる。株式は↓
↑欧米の株に対しての話だと思います。日本株もさらに下がるのか見ておきたいです。
⑨ドル・円は下がる。70円台に突入すると見ている。
↑強気の人は50円台という人もいるそうです。

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